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常陸大宮市民が創る映画「ブルーベリージャムを作って」
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2022年9月10日〜11日に開催される、ジャパンワールド映画祭・常陸大宮では市民が創る短編映画「ブルーベリージャムを作って」を特別に上映致します。
主演には「破裂」NHK「家政婦は見た」テレ朝に出演のプロトランペッターの佐野啓さん🎬
映画「ブルーベリージャムを作って」
原案:岩倉光一 監督:糸井日向子 松浦健太郎 総合演出:速水雄輔
キャスト:佐野啓 平山綾栞 和田悠佑 牧トオル 小林真樹 伊藤謙心
あらすじ
父との確執もあり青年時代に田舎を飛び出した光一。自分が65を迎え定年退職を機に、 亡くなった父の実家を管理することになる。田舎暮らしも農業も嫌いだった光一は農地を売り払おうと考えていたのだが・・・
市民で創る映画
本作「ブルーベリージャムを作って」は、常陸大宮市で開催された ”市民で創る映画ワークショップ” から生まれました。
ジャパンワールド映画祭は元々、常陸大宮市民が市で開催したいという熱い想いからスタートした映画祭。本年で2年目となります。
地域の個性、多様性を愛でる、それは映画を通じて世界中の文化や多様性に触れることと重なります。
この映画祭は様々な価値観、多種多様な文化を愛でるコンセプトで開催し、現在は茨城、長野、東京と3箇所で開催、
それぞれの地域の特色を祝う、地域と映画の祭典です。
“地域と映画の祭典”
常陸大宮では2022年から、世界中の映画を上映するだけでなく、地元の魅力を映画にしてみよう!という試みがスタート。
2022年7月に映画作りワークショップを4回開催しました。
4回のワークショップを通じて、シナリオの書き方をプロの映画監督・映像作家の速水雄輔から市民が学び執筆、カメラ技術、照明、録音なども学びました。
参加者は総勢11名。11本のシナリオが完成し、その中から映画化する作品を1本選出しました。
その選出された1本をさらに参加者11名でブラシュアップしシナリオとして完成させました。
そこから、参加者総出でロケ地の選定や交渉、決定まで全て行い、撮影を決行!
そしてキャストへのオファー。市の地域おこしPR映画に協力を示してくださったプロのキャストと市民のコラボレーション企画です!
クランクアップ!
常陸大宮市の”後援”という後押しもあり、なんとか撮影を3日間行いました。猛暑の中、健康管理に注意しつつ、笑ありの真剣な現場でした。
作品は、まさに現代の社会問題を浮き彫りにするストーリーです。過疎が進む田舎町、そして後継のいなくなった空き家や耕作放棄地。
定年退職をきっかけに一時的に田舎に帰郷する男。そこで65歳を迎えた男が何を感じ何を見るのか?
講師である速水雄輔は言います「多額の費用をかけた代理店が絡んだ地域創生のPR映画ではなく、市民が見て感じる世界を市民の手で映画化する事こそが大切であり本質と向き合う事、それを無くしてのPRは考えられない」
本作をきっかけに毎年小さな地域の映画が生まれ、アートを通じた地域のつながり、可能性を市民が楽しみながらやっていければ素敵ですね。