茨城県PR映画 2023年度制作決定！
昨年よりスタートした「県北市民・町民が作る、市民発信の映画」Kenpoku Filmsとして地域PRの短編映画を制作し、映画祭で上映してきましたが、本年2023年も４回の映画作りワークショップを終え制作に踏み切ります。
本年度は映画作りワークショップの参加者は約20名と定員オーバーでしたが、参加した市民の熱量を受け止め、講師の映画監督速水雄輔もシナリオの書き方を一生懸命お伝えしました。本年度、市民がそれぞれに書いたシナリオ原案の中から選ばれたのは、なんと昨年と同じく岩倉光一氏。原案の作品名は「じいちゃんと夏」
「じいちゃんと夏」
余命幾ばくかの90歳の母を施設から預かり、最後の時間を故郷の里山にある古民家で過ごそうと決意する息子の光一（６５）。姉の反対を押し切り母を故郷に連れて帰る。実は光一の母は光一が小学生の頃、子供を捨てて好きな男と家を飛び出し姿をくらましたのだった…あの夏、光一の中で家族との時間は永遠に止まってしまった。失われた時間…母はなぜ自分を捨てて出て行ったのか？ずっと心に引っかかっていた。母は今ではすっかり老衰し会話もできない。その母と里山で時間を過ごしながら光一はあの夏のことを徐々に思い出し始める。母の失踪の後、登校拒否になった光一。そしてそれを気にかけてくれた怖いおじいちゃんと一緒に夏休み釣りをしたこと。釣りが唯一の光一の救いとなったのだが、釣りをしながら光一は母との時間を思い出す。そして忘れていた母との絆を取り戻していくのだが、母が自分を捨てて飛び出して行ったのではないことに徐々に気がつき始める…
撮影は茨城県北部のロケ地を中心に実施予定です。
故郷の里山の原風景、古民家を背景に、日本人にとってのホームタウンとは何か？家、家族とは？を軸に物語を紡いでいきます。
小学生の少年が、母の突然の失踪でポッカリ空いた心の穴を埋めるために渓流釣りに没頭するシーンは、美しい茨城の山にある渓流で撮影します。ロケ地やキャストの情報も追ってご報告しますので是非お楽しみに！
